ヒトラーが大嫌いでした。
幼いころに「アンネの日記」を読んでから、大量のユダヤ人を殺害したあの男が嫌いでした。あのころの私は、歴史的な背景も何も知らずに、ただドイツという国を憎みました。
 だから成長してから東ヨーロッパ、特にポーランドに強い関心を持つようになったのは自然の成り行きだったのかもしれません。

 「判官贔屓」と言われたら、実際そうなのかもしれません。日本人特有の美徳(なのかはよく知りませんが)なのでしょうかね。そしてなぜか日本には東ヨーロッパ研究者が多いらしいです。あの複雑な民族構成、そして閉鎖的な社会が私たちを魅了するんでしょうねきっと。実際私もその一人だったりします。


 
 このドキュメンタリーは完全に当時撮影されていたフィルムが使用されていました。これはナチスが撮影していたもので、自らの党がどれだけすばらしいものかを表すため、権力の象徴のために記録されていました。皮肉にも、結果的には彼らの行った全てが後世に知られるということになってしまいましたが。

 ご存知の通り『我が闘争』はナチス総裁のヒトラーが著した自伝です。

 このドキュメンタリーではどのようにしてナチス思想がドイツ国内に蔓延していったかが詳しく紹介されています。世界恐慌による急激なインフレ、そして国民の不安・不満・社会情勢、様々な要因をすべて有効活用してヒトラーは国民の支持を獲得していきました。なによりヒトラーは国民を心理的に洗脳するのがうまかったのです。暗闇での演説などは有名な話ですが、そういった手を使い何かしらの救いを求めていたドイツ国民を煽りたてていったのです。

 ドキュメンタリーの冒頭でも紹介されていましたが、ナチスを作りあげたのはヒトラーただ一人なのでしょうか?その答えは”NO”だと思います。彼を取り巻いたヒムラーやアイヒマンなどの側近たち、軍人、そして国民にも責任はあるはずです。ユダヤ人虐殺に関しては、隣人が虐殺されていくにも関わらずなんの対策もしなかった(というのは語弊があるかもしれませんが)ポーランド人の無関心にも原因があるという話を聞きました。

 
 思ったことを徒然書いていったので、内容が右往左往してるような気がしますが・・・というか自分が何を言いたいのか分からない。汗
しかも主観なので、この文章に反感を持った人もいるかもしれませんが悪気はないのでご了承くださいますようお願い申し上げます;;

 この出来事はあまりに考えることが多すぎて、全て書き込むことはできません。。
でもひとつ言えることはこの事実を絶対に繰り返してはいけないということです。今を生きる私たちは、歴史から学ぶことがたくさんあります。目を逸らさずに事実をありのままに受け入れることなしに、今後の成長はないと思います。

 

 

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